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2007/07/17 Tue

なんともやるせない小説です。

一人の女性の一生を描いていますが、
対する男のほうは、夫、息子、孫と3代に渡って描かれます。

その3人ともが、戦争(あるいは安保闘争といった時代の流れ)によって、精神的に病んでしまいます。
そんな彼らが、再び輝き始めるのが、傍目から見れば気がふれたかとすら思える、伝説の結城家の埋蔵金を発掘することによって。

孫の三郎の言葉を引用します。

「人間は一度死ぬとよ、あとはやけに美しいものが好きになるんだ。お爺も、お父も、それだったのでねべか」
「埋蔵金は浦島太郎の竜宮城なんだ。桃太郎なら鬼ヶ島だ。裸の王様が着たがった目に見えねえ織物は、結城紬よりファンタスティックじゃないか。お爺も、お父も、それに熱中したんだ。俺ははっきりと理解したのよ。金堀りは恥でも何でもないんだ。日本の現状で資本主義や米帝の侵略と戦うより、もっと純粋に理想的な闘争なんだ。ユートピアを探求することだからね。」

そんなユートピアに取り付かれた男達に対して、主人公のチヨは現実的な生活者としての女の目線から見つめていきます。

初めは、まだうら若き妻として。
2回目は、強き母として。
3回目は、耄碌した老婆として。

以降は追記に記載します。記事下部の【続きを読む】をクリックしてください。


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2007/05/28 Mon
2007/4/28 愛媛県松山市に、坂の上の雲ミュージアムがOPENしました!!
⇒坂の上の雲ミュージアムのHP

NHKでのドラマ化も決まっていて、平成21年から3年間にわたって放送されるらしいです。

坂の上の雲」は、愛媛県松山市出身の明治の偉人3人を主人公にした司馬遼太郎の長編小説です。

松山市出身の3人の偉人とは、
一人は、近代俳句の父、正岡子規
後の二人は、日露戦争における陸海の勝利の立役者、秋山兄弟です。

秋山兄弟は、
兄の好古は、"日本騎兵の父"と呼ばれ、
世界最弱の日本騎兵をもって、世界最強のロシアコサック騎兵を打ち破った人物です。
弟の真之は、日本海海戦にて日本を大勝利に導く、日本海軍伝説の参謀です。
丁字戦法乙字戦法七段構えの戦法などの作戦を立てました。
また、真之は美文家として知られ、
日本海海戦の出撃の際の電報、「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ
戦闘開始を告げる、Z旗の掲揚とその信号文「皇国ノ興廃此ノ一戦ニ在リ
日露戦争終了後、連合艦隊解散の訓示(「勝って兜の緒を締めよ。」で締められ、アメリカ大統領セオドア・ルーズベルトが感動して全文英訳をアメリカ陸海軍に配布したことで有名)
などは全て秋山真之の文と言われます。


主人公3人と書きましたが、司馬遼太郎自身が、この小説の書き出しにおいて、
"主人公はこの時代の日本自身"と書いているように、
明治維新後、旧幕藩時代の名残を留めながらも、急速に近代化していく日本とその時代に生きた人間達を、
日露戦争における勝利をクライマックスとして描いた作品です。


前半では、若き日の正岡子規や、秋山兄弟などを通して、この時代の若者の姿を描いています。

比較的裕福な子規の方は、天下を取るような、大望を抱いて上京します。

一方、侍の世の中が終わった後の貧乏士族、秋山兄弟の方は、まず食べることができるところ、お金がかからないところ、ということが人生選択の第一になり、二人とも軍人(というか士官学校)になっていきます。

結核に侵された子規は長い闘病の末、物語の前半にて激しい人生を終えることになります。


物語の中盤以降は、日露戦争の執拗な執拗な記述になります。
(非常にくどく、同じことが何度も繰り返される読みにくい文章です。)


後進国で軍事小国の日本が、軍事大国のロシアをいかに破るに至ったかを、日露両国の一兵卒の手記や、司馬遼太郎自身が関係者に取材した、莫大な歴史史料を基に明かしていきます。
その膨大な史料を基にした、挿話も非常に豊富、というか、各挿話を一つ一つ紹介していくことにこそ、司馬遼太郎はエネルギーを使っている感じです。


一言で言うなら、民主化し国民の軍隊であった日本が、帝政下で腐敗した貴族官僚の軍隊であったロシアを打ち破った、という構図になるのでしょうか。
また、当時の科学的分析重視の日本軍の姿を描くことで、その後の太平洋戦争における精神主義の日本軍の姿をも批判しています。
さらに、そんな日露戦争の勝利が、いかに日本の国力の限界のところで戦われた薄氷の勝利であったか、多くの勝利がロシアの軍隊内部の腐敗した体質に依存、或いは偶然に依存していたか、ということも執拗に描いています。

この坂の上の雲における、日露戦争の描写の特徴の一つは、旅順攻囲戦における乃木希典大将、及び参謀の伊地知幸介を徹底的に批判しているところでしょう。
その無知無策による、敵火力に対して全滅するだけの突撃攻撃の繰り返しにより、死者1万以上、負傷者数万人という、日本軍存亡の危機を呼ぶ大損害を招いたとして、特に参謀の伊地知幸介を苛烈に糾弾しています。乃木も戦後、神のように崇められたが、実際の采配では無能であったと断じています。
この辺の真実は私には分かりませんが・・・


尚、漫画家の江川達也は、秋山真之を主人公として、「日露戦争物語」という漫画を描いています。
日露戦争までいかず日清戦争あたりで打ち切られたみたいですが・・・


ちなみに、松山市の坂の上の雲ミュージアムの設計は、表参道ヒルズを設計した、安藤忠雄です。
安藤忠雄は、石原慎太郎が東京オリンピックを誘致する際のプロデュースを務めることになっており、それに嫉妬した黒川紀章が東京オリンピック自体を阻止すべく都知事選に出馬するという、ある意味今日本でも最も注目される建築家ですね。表参道ヒルズの設計も安藤忠雄です。

最後に、NHKでのドラマ化のキャストですが、下記の通りです。楽しみですね!
秋山 真之(あきやま さねゆき)・・・本木 雅弘
秋山 好古(あきやま よしふる)・・・阿部  寛
正岡 子規(まさおか しき)・・・・・・・香川 照之
正岡  律(まさおか りつ)・・・・・・・菅野 美穂


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司馬 遼太郎

坂の上の雲〈1〉




司馬 遼太郎

坂の上の雲〈2〉




司馬 遼太郎

坂の上の雲〈3〉




司馬 遼太郎

坂の上の雲〈4〉




司馬 遼太郎

坂の上の雲〈5〉




司馬 遼太郎

坂の上の雲〈6〉




司馬 遼太郎

坂の上の雲〈7〉




司馬 遼太郎

坂の上の雲〈8〉





江川 達也

日露戦争物語 第22巻―天気晴朗ナレドモ浪高シ (22)



江川 達也

日露戦争物語―天気晴朗ナレドモ浪高シ (第1巻)



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2007/01/27 Sat

なんと、30年振りに市川崑監督×石坂浩二の金田一耕助が映画で復活しました。



30年振り! しかも、おなじみのキャラはそのままの配役!





それを記念して、金田一耕助関連のお奨めをまとめて紹介致します。




子供の頃に、市川崑×石坂浩二の金田一耕助映画をテレビで見て、


その恐ろしくも耽美、愛憎おどろおどろしくも切ない世界に、


子供心に惹きつけられてしまいました。



その後、大人になりビデオで、市川崑×石坂浩二の金田一耕助映画は、


全て鑑賞しました。


(他の人の金田一耕助も結構見ましたが。)



子供の時には気づかず、大人になって改めて気が付いた、


市川崑監督の映画が他の金田一耕助作品と違って素晴らしい点は、



①日本の自然が美しく、耽美さを盛り上げている!!


②主役は日本の風景美とそこに溶け込む女性達で、金田一耕助はサブキャラ!!



なんだな~、と改めて感動したものです。


石坂浩二のアクの無い金田一耕助が、周りの美しさを壊さず引き立てていて好きです。



さてさて、お奨め第一弾は、その市川崑×石坂浩二の金田一耕助、


DVD-BOXです!


リメイクされた「犬神家の一族」以外、全てがセットになっています。





東宝

金田一耕助の事件匣 市川崑×石坂浩二 劇場版・金田一耕助シリーズ DVD-BOX


悪魔の手毬歌獄門島女王蜂病院坂の首縊りの家


が収録されています。


女王蜂の中井貴恵、獄門島の大原麗子、病院坂の首縊りの家の桜田淳子ら、わっかーい、ヒロイン達も美しいです。


そして、なんといっても悲しく切なく強く脆い犯人・・・岸恵子が綺麗です。



このDVD-BOXに漏れている、「犬神家の一族」もオリジナルが特典満載コレクターズ・エディションで出ています。


ファン垂涎でしょう。




角川エンタテインメント

犬神家の一族 コレクターズ・エディション (初回限定生産)




続いて、金田一耕助の全事件77件を、横溝正史の原作を含め、映像作品などにも渉って研究した本が、単行本、雑誌と、2種類も出ています。


もちろん私は2冊とも持っています!



まず、単行本。




小嶋 優子, 別冊ダヴィンチ編集部

金田一耕助The Complete―日本一たよりない名探偵とその怪美な世界


続いて、別冊宝島の雑誌。今回のリメイクを記念しての出版です。




別冊宝島編集部

僕たちの好きな金田一耕助


どちらも、原作全77作品とその収録文庫、全映像作品についての解説、さらにはゆかりの地を訪ねたり、角川春樹とのインタビューなどの特集記事を掲載しています。


別冊ダヴィンチの単行本は250ページ程、別冊宝島の雑誌は120ページ程です。



どちらもお奨めですが、どちらかを選ぶなら、単行本The Completeをお奨めします。


理由は、もちろんページ数に伴って特集内容が多いことがありますが、特に、





①主要10作品について、映画で金田一耕助が必ず書き出す、おなじみの人間相関図(横溝作品は人間関係が重要ですから!)や、事件現場がイラストで紹介されている!


②主要10作品は、袋とじで、ネタバレが記述されている(犯人、動機、トリック)。


③漫画も紹介されている。その他映像作品の紹介も丁寧。



だからです。ただし、主要10作品以外の解説は、別冊宝島の解説の方が丁寧です。


(だからどちらもお奨め。)





そして最後に紹介するのは、私、絶対のお奨めです。



マンガ版、金田一耕助です。


漫画版はなんといっても、JETの画によるものが一番です。


上記、The Completeでも、



「ベスト・オブ・金田一」


「原作、テレビ、映画といった全てのメディアの集大成としての金田一」



とまで謳われています。


市川崑×石坂浩二の金田一耕助の美しい世界を再現しているのは、このJETの金田一耕助に限ります!!



もちろん私は全て持っています。



まずは、映画の犬神家の一族。ヨキ・コト・キク(斧・琴・菊)の見立てに、


スケキヨのマスクと足・・・・




横溝 正史, JET

犬神家の一族






次は、最も美しい死体達、多くのファンが好きな、悪魔の手毬唄。


赤痣の少女も、健気なゆえに怪しい色気があります。


Jet, 横溝 正史

金田一耕助・悪魔の手毬唄


こちらも、芭蕉、其角の句の見立てとともに、逆さ吊りの美女が鮮烈、


そして、若き金田一耕助の淡い失恋、獄門島。




横溝 正史, JET

獄門島


JETさんの描く狂気の女性達の色気と妖気は凄いです。


悪魔が来たりて笛を吹く。




横溝 正史, JET

悪魔が来りて笛を吹く


たたりじゃー、の老婆と双子の老婆。


老婆の不気味さが際立つ八つ墓村




横溝 正史, JET

八つ墓村


金田一耕助、最後の一つ前の事件。



鵺の鳴く夜に気をつけろ。悪霊島

JETさんの描く狂気の女性達の色気と妖気は凄いです。



横溝 正史, JET

悪霊島


JETさんの金田一耕助はまだ他にも「睡れる花嫁」などあるのですが、


とりあえずこれでとどめます。



最後に、横溝正史は、金田一耕助だけじゃない!


もう一人の名探偵、雪のように白髪の先生、


由利麟太郎。 相手は、最も美しい殺人鬼、真珠郎


真珠郎はどこにいる-




横溝 正史, JET

真珠郎―名探偵・由利麟太郎




・・・実は、現時点で横溝正史の原作はまだ読んでいません。映画と漫画ばかりの私・・・


だって、市川崑の映像美とJETの画の美しさが好きなのですもの。






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2007/01/20 Sat
1960年代に理論社から出版され、
たちまち市川雷蔵の初の映画シリーズとして大ヒットした、
村山知義の「忍びの者」シリーズが、岩波現代文庫で復刊しました!

映画シリーズは見ていないので分からないのですが、原作の小説とはやっぱりいろいろと違うみたいです。
何より違うのは、この小説では、多くの忍者達の目=歴史の裏を実際に見た目を通して真実の歴史像を描く(もちろんフィクションですけど)、といった姿勢に終始貫かれているため、ある一人の主人公に絞っては描かれていません。
また、真実の歴史であることを示すために、作品のかなりの部分が、作者村山知義による歴史の検証とその根拠となる史料の紹介・引用に使われています。

恐らく映画でこのような描き方はできないでしょう。だからこそ小説を読んで頂きたい気もします。


忍者物ですが、徹底的にリアリズムで描かれているので、荒唐無稽な忍術は全て否定され、現実的な解釈がされています。(それでも超人的な活躍ではありますが。)
山田風太郎の忍者の世界ではなく、白土三平の忍者の世界に近い、と言ったら雰囲気は伝わるでしょうか。

また、この作品の姿勢のシリーズを通した大きな特徴は、下記2点になると思います。

①忍者、及び戦国時代という最も非ヒューマニズム的なものを描くことで、ヒューマニズムの大切さを訴えている。(よって、非道・残虐なシーンが多く描かれるが、一方でそれに反感を持つ人達が中心人物となる。)
②権力者に虐げられた人達(敗者、忍者、女性など)といった"社会的弱者"の立場から描く。(よって、信長、秀吉、家康といった権力者達は次々と非道な人間として描かれる)



真田十勇士について、他の多くの作品で使われる設定と大きく異なっているのも面白いです。例えば、
猿飛佐助は、通常甲賀忍者として描かれますが、この作品では、なんと二人の忍者を一人で呼ぶ呼び名となっており、しかも、一人は伊賀の下忍、一人は越前の一向一揆で活躍した柏木四郎兵衛の落とし胤となっています。しかも、二人とも忍者にあるまじき肥満児で、かつ一向宗の影響を受け、そのため忍者としては大した活躍をしていない、ということになっています。しかしながら、この物語全編に登場する唯一の忍者です(1冊目ではそうなるとは全く予想できませんでした・・・)。
霧隠才蔵は、和歌山の鯨捕りの漁師出身となっています。
三好清海入道三好伊佐入道も兄弟ではなく、三好清海入道はホモで霧隠才蔵に惚れています。
筧十蔵は、女装しても絶世の美人で男でも女でもたぶらかす人とされ、やっぱり霧隠才蔵に惚れています。
望月六郎は、馬盗りで有名な割田下総と同一人物になっています。
などなど・・・


1~5の各作品の内容を紹介します。
「忍びの者 1 序の巻」
 下忍「カシイ」を中心に、藤林長門守と百地三太夫という伊賀上忍による伊賀忍者の社会が、織田信長による天正伊賀の乱で崩壊するまでが描かれます。石川五右衛門は百地三太夫の部下で百地三太夫に仕組まれ、伊賀から追放されて京都で泥棒をする由来なども描かれています。映画と違って、必ずしも五右衛門は主人公とはいえません。


「忍びの者 2 五右衛門釜煎り」
 信長の死と秀吉の天下、五右衛門が淀城で秀吉の命を狙って失敗し三条河原で釜煎りになるまでが描かれます。五右衛門を中心にしてはいますが、家康配下の服部半蔵の方が活躍度は大きいです。五右衛門が捕らえられるのは、秀吉を生き長らえさせ、悪政を続けさせることで豊臣家から人心を離れさせるための家康の遠謀となっています。切支丹の影響も強く描かれ、五右衛門も半蔵もマリア像に魅せられている点も面白いです。


「忍びの者 3 真田忍者群」
 タイトルは真田忍者群ですが、内容は霧隠才蔵が漁師から忍者になるまでと、残りは100%秀吉の朝鮮出兵についての内容です。作者は、この朝鮮出兵がいかに酷い内容のもので、日本の恥ずべき歴史であるかを強く訴えています。ちなみに真田については全く触れられていません・・・。作者が、当初の想定より朝鮮出兵に力を入れ過ぎてしまったとのことです。


「忍びの者 4 忍びの陣」
 武田家崩壊後の真田昌幸を中心とした真田家の活躍が描かれているといって良いでしょう。関ヶ原で徳川の勝利に終るところまでの内容になります。ようやく十勇士が真田の元で揃います。十勇士の中で一番の中心として描かれているのは穴山小助かと思います。


「忍びの者 5 忍び砦のたたかい」
 関ヶ原後の徳川支配の確立が詳細に描かれ、大坂夏の陣を持って終了します。十勇士は思ったほどの活躍をしません。十勇士の諜報活動によって、徳川のやり方が詳細に分かるという程度でしょう。大坂夏の陣、冬の陣でもよく伝えられるような活躍はないまま、最後はみな生き残って逃げ延びることになっています。また、作者による史料の引用・検証にほとんどの部分が費やされているといってもよいでしょう。



作者村山知義自身は、大坂夏の陣後も十勇士を生き長らえさせて、その後の歴史についても彼らを通して描きたかったようですが、残念ながら作者の死もあり、これ以後の話はありません。非常に残念です。


もちろん忍者の話はほとんど作者のフィクションなのですが、それ以外の歴史については、史料の引用がとても多く、かなり実際の歴史的にも価値のある内容となっているので、純粋に歴史に興味のある人にとっても非常に参考になるものでしょう。


1冊平均520~540ページ程度で、5冊全体で2700ページ程だと思います。
かなり長い話で、読み応え充分ですが、ストーリーは面白いし、史料に興味の無い方なら、引用部分などを飛ばしても読めばかなりスイスイ読み進められると思います。
(私は、ちゃんと読みましたが、史料部分などは全く頭に入りませんでした・・・)


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村山 知義
忍びの者〈1〉序の巻


村山 知義
忍びの者〈2〉五右衛門釜煎り


村山 知義
忍びの者〈3〉真田忍者群


村山 知義
忍びの者〈4〉忍びの陣


村山 知義
忍びの者〈5〉忍び砦のたたかい


猿飛佐助
霧隠才蔵
三好清海入道
三好伊佐入道
筧十蔵
海野六郎
望月六郎
穴山小助
由利鎌之助
根津甚八


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2006/12/06 Wed

私のアメーバブログにペタしてくださった方のブログに訪れてみたら、
プロフィール詳細のみんなのBest3のところに、

昔、好きだった国語の教科書に載っていた話BEST3は?

という質問がありました。

ふっと昔の記憶が蘇ってきました。

面白いな、と思い、私も自分のプロフィール詳細にその質問への回答を記載しました。

Best3ですから、思い出の中から3つを厳選したわけですが、
その3つには選ばなかったものの、
その後どうしても頭の中で気になってしまって仕方がない作品がありました。

それは、「秋の風鈴」という話です。確か下記のようなストーリーだったと記憶しています。

ぼくは思い出の風鈴を秋になっても片付けず、その美しい音色に浸っていたのですが、
ある日、苦情の手紙が届きます。
「風鈴の音がうるさくて眠れません。」
それは繊細なブルーの細い字で書かれた手紙でした。
ぼくは、その風鈴の音色を美しいと思っていたので、片付けずにいたところ、
苦情の手紙は毎日届き、やがて大量の手紙が届くようになり、
ぼくもさすがに根負けして風鈴を片付ける。
数日後、ぼくは手紙の主に気づくことになる・・・・


その苦情の主とは・・・ここでネタバレを書くべきかどうか・・・
悩みますが、書かないでおきます。
もしこの書評を読んで、読んでみようと思われた方が、新鮮な感動を味わえるように。
(※手紙の文字の色を後日訂正。私の記憶では緑色だったのですが、
この本によるとブルーのインクになっていました。。この記憶違い、ちょっとヒントです。)

本当に印象に残った作品で、秋になるとこの小説を思い出します。
この小説を読んで私は、風鈴の音色も、そしてその音色に苦情をつけた手紙の主も、
さらにさらに大好きになったのです。


このアメブロのプロフィールの質問で記憶を刺激され、
どうしても読み返したくなりました。
私の記憶も細部は間違っているかもしれないし・・・・

調べてみたところ、作者は安房直子さん。
「銀のくじゃく」という本の中に収録されているそうで、表題作の「銀のくじゃく」は、
多くの方が素晴らしいと仰っているようです。
この本には7つの短編が収められており、どれも私の記憶の「秋の風鈴」のように、
美しい幻想的な物語になっているとのことです。
どうしても読みたい!!!
子供が読んで素直に感動できるものを、子供のように感動できる大人でありたい!!!

収録作品を下記に書いておきます。
また、是非私の詳細プロフィールもご覧になって、Best3に挙げた作品も見ていってください。
教科書で同じ作品読んだ方いらっしゃるでしょうか?

また、「昔、好きだった「みんなの歌」BEST3は?」っていう質問にもとっても懐かしさを覚えてしまいました!

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安房 直子, 赤星 亮衛
銀のくじゃく―童話集


安房 直子
銀のくじゃく―童話集


・銀のくじゃく
・緑の蝶
・熊の火
・秋の風鈴
・火影の夢
・あざみ野
・青い糸


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