芸術_絵画

芸術_絵画 に関する記事です。
HOME≫カテゴリー:芸術_絵画

--/--/-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[RSS]


2007/04/26 Thu
「リアリズムほどリアルでないものはない(中略)選択、除去、および強調によってのみ、我々は物事の真のリアルな意味に到達できるのだ。」

ジョージア・オキーフGeorgia O'Keeffe)。

アメリカの女性画家。
おしべ、めしべが花びらに包まれた姿が、キャンバス一杯に巨大化されます。

ブリッタ ベンケ
ジョージア・オキーフ


この表紙の絵はそうでもないですけど。
「ピンクの上のふたつのカラー・リリー」や、
アイリスの絵などは、本当に官能的です。

でも、どうも本人は官能的と捉えられることは嫌だったようですが。
フロイト的な性的な解釈に対してオキーフ自身はこんな言葉を言っています。

「私の花について、あなたが見て思ったことを、あたかも私が見て思ったかのように書いていますが、それは違います。」


花の絵の後、描く対象が変わっていきます。
動物の頭蓋骨、マンハッタン、そしてマグリットのような幻想的な絵へ。


↑の本は解説も豊富で結構お奨めですよ。

↓の本は英語版。安いです。
Barbara Buhler Lynes, Georgia O'Keeffe
Georgia O'Keeffe Museum: Highlights of the Collection



⇒ノルン3姉妹のお気に入りブログ Neo 目次Topへ戻る




スポンサーサイト

[RSS]


2007/03/05 Mon

"鋼鉄の瞳を持つ女"

それが、ポーランドの才女、タマラ・ド・レンピツカ(?Tamara de Lempicka)。

ジル ネレ, Gilles N´eret
タマラ・ド・レンピツカ


如何でしょうか?
まさに"鋼鉄の瞳"ではないでしょうか?


この絵は、レンピツカの自画像です。
作品名は、オートポートレート(緑色のブガッティに乗るタマラ)
是非レンピツカの写真と見比べてみてください。
そっくりです。
その"鋼鉄の瞳"が・・・。

(Amazonの画像がリンク切れになった場合に備えて、
念のため、他のサイトのリンクも載せておきます。)
→タマラ・ド・レンピツカのポスター販売のサイト

レンピツカは、アール・デコの象徴・女神的女性です。
大胆に単純化され、かつ、鋭利に研ぎ澄ませた線。
金属光沢を思わせる強い陰影・強く目に印象を残すハイコントラスト。

その絵も、アール・デコの象徴ですが、
レンピツカ自身、その美貌をフルに利用して、いろいろとスキャンダルを起こし、
そして自身が伝説になりました。
最も長生きして美貌も衰え、娘の下でやや暗い晩年を送ることになるのですが・・・


レンピツカの絵に、女性の絵は多いものの、その絵は女性的というよりは、
年上や目上の、高値の華な女性に憧れる男性からの視線で描かれているような感じを受けます。

女性は、そこに男性を顎で使う強い女性の理想像を、
男性は、そのまま決して手が届かない高値の華の女性の理想像を、
見出すことができるのではないでしょうか?


お奨めの画集を挙げておきます。

まず、上記で載せたタッシェン(TASCHEN)のもの。
大判で絵がとても綺麗で、79ページと薄く手軽、そして解説豊富です。
タマラ・ド・レンピツカの写真も多数収録。
日本語版の在庫があれば、是非どうぞ。

次に、上記の洋書版。
ユーズドで安く出ているようです。

Gilles Neret, Tamara De Lempicka
Tamara De Lempicka: 1898-1980 (Basic Art Series)


最後は、レンピツカの絵を出来るだけ多く見たい方にお奨め。
やや小さいのですが(といっても洋書の画集によくある正方形に近いサイズ)、
255ページのボリュームで、なんといっても安い!
1200円程度で255ページの画集ですよ!!
現時点で在庫もあります。

Lempicka: 1898-1980 (Mega Squares)



ヴィジュアルに分かる本棚を作りました!
⇒ノルン3姉妹のお気に入りを陳列する棚


⇒ノルン3姉妹のお気に入りブログ Neo 目次Topへ戻る

[タマラ・ド・レンピツカ画集]の 【続きを読む】

[RSS]


2007/02/15 Thu
"文学による絵画であり、絵画による文学である。
そればかりではなく、文学と絵画とをなにか混沌とした世界のなかで
切り貼りし、無数のデジャ・ヴュの幽霊とともに
蘇生させてみた試みである。
"


"読者がどれほどの夢想の容量をもって立ちむかったとしても、
この本は決してよみ尽くされることがないだろう。
"



この本の訳者である巌谷国士のあとがきの言葉です。

この百頭女シュルレアリスムを代表する画家、
マックス・エルンスト( Max Ernst )の、コラージュ小説で、
次に、
カルメル修道会に入ろうとしたある少女の夢」、
慈善習慣または七大元素
へと続く、マックス・エルンストの「コラージュ・ロマン三部作」の
最初のものです。
(このコラージュ・ロマン三部作全て河出文庫になっています。)

20世紀最大の奇書の一つ、とまで言われるこの「百頭女」。
コラージュ小説、と言いましたが、普通の感覚で言えば、コラージュ画集です。

この百頭女であれば、コラージュの絵が147枚、全9章に渡って掲載され、
各絵に象徴的な一文が添えらています。


それだけです。
ストーリーも解釈も、この絵とその文章から、読者自身がインスパイアされたもの、
それ自体なのだと思います。


だからこそ、読み尽くされることがない。

ちなみに、マックス・エルンストはコラージュフロッタージュという技法を、
初めて行った人です。
コラージュに関しては、最初は商品カタログみたいなものを眺めているときに、
ふと、それらのイメージが頭の中でつながり出した、
それを実際に鋏と糊で切り貼りしたのが、始まりという逸話です。
現代で言えば、通販カタログを眺めていたら、ふっとアイディアが沸いてきた、
というところでしょうか。

この百頭女に始まる、コラージュ・ロマン三部作では、既存の銅版画
作品をコラージュにしています。
銅版画独特の幻想的な風合いが、コラージュによって超現実になり、
さらに幻想的に、しかも、元の銅版画も美しいだけに、絵画として美しいです。


マックス・エルンストは、最近では日本でもよく知られるようになり、
エルンスト展や、シュルレアリスム展などでその油絵は紹介されています。
特に、当時のシュルレアリストがずらっと勢揃いして並んだ肖像画、
au rendez-vous des amis’(友人たちの集い)は、
当時のシュルレアリスト達の交流の象徴として、よく紹介されますね。

しかし、この百頭女、それに続く、このコラージュ・ロマン3部作は、
絵画展ではほとんど紹介されません。
絵画数にすると、膨大な数になりますし、
また、こうやって誰でも文庫で簡単に入手できるものですからね。


最後ですが、これらの本の一つの注目ポイントは、
この本に文章を寄せた人たちの豪華さです。

百頭女では、緒言が「シュルレアリスム宣言」のアンドレ・ブルトン
あとがきでは、瀧口修造澁澤龍彦埴谷雄高などなど。


カルメル修道会に入ろうとしたある少女の夢では、
マックス・エルンスト自身の青春の記録、
M.E.の青春についての若干のデータ」、他。

慈善週間または七大元素では、やはり、マックス・エルンスト自身による、
シュルレアリスムとは何か?
そして、シュルレアリスムのリーダー、アンドレ・ブルトンが、
マックス・エルンストの伝説的生涯」を書いています。

これらの文章だけでも価値がありますね。


是非、ぱらぱらとめくって、ご自身の中の夢の世界に旅立ってください。


⇒ノルン3姉妹のお気に入りブログ Neo 目次Topへ戻る



マックス エルンスト, Max Ernst, 巌谷 国士
百頭女



マックス エルンスト, Max Ernst, 巌谷 国士
カルメル修道会に入ろうとしたある少女の夢



M・エルンスト, 巌谷 国士
慈善週間または七大元素



↓マックス・エルンストの有名所の油絵をまとめた、
日本語では珍しい入手しやすく安い画集。
このシリーズ良いですよ。


イアン ターピン, Ian Turpin, 新関 公子
エルンスト




↓日本でシュルレアリスム作品の翻訳といえば、巌谷国士。
その巌谷国士による、平易なシュルレアリスム入門本。
日本でのシュルレアリスムの解説書は、
芸術家が書いたもの⇒意味不明
一般向け解説書⇒説明が間違っている
というものが多い中で、内容の信頼性は折り紙付きで、かつ、
一般の人がちゃんと分かるように平易に書いています。
まずはこれから。
尚、カバー絵もマックス・エルンストです。
巌谷 国士
シュルレアリスムとは何か



ヴィジュアルに分かる本棚を作りました!
⇒ノルン3姉妹のお気に入りを陳列する棚


⇒ノルン3姉妹のお気に入りブログ.Neo 目次Topへ戻る


[「百頭女」 マックス・エルンスト]の 【続きを読む】

[RSS]


2007/01/29 Mon

サルヴァドール・ダリの全画集!
この言葉以外に、説明不要でしょう。

20世紀最大の奇才、ダリ。
毎年のように各地でダリ展が行われ、必ず大盛況です。
2006年も、爆笑問題・太田光の「私はダリでしょう?」というTVCMなど、
大規模な宣伝を伴うダリ展が行われました。

この本は、サイズも普通のA4~B4程度で、
よくある小さすぎる本ではありませんし、
デッサンや著作から、バレエ、映画、ファッション、オブジェ、広告など、
多彩な分野で作品を残したダリを網羅して知ることが出来ます。
年代順に体系的に並んでいるのも良いです。

日本で行うダリ展では、大作や超有名作品が揃うことはないですし、
実はダリには同じモチーフを描いた類似作品が多数あるのですが、
展覧会でそれらが揃うこともなかなか無いのです。
この画集なら当然、それら全てを見比べることが出来ます。


20世紀を生きた人間ならば、
20世紀を伝えたい人間ならば、
このダリの全画集、絶対の価値があります
編者のロベール・デシャルヌとジル・ネレに感謝!!!!!

大判の画集、それも個人の全画集にしては値段も手頃でとてもお奨めです。
洋書ならばさらに安く購入できます。
世界の財産ですから、たくさんの言語で出ています。



⇒ノルン3姉妹のお気に入りブログ.Neo 目次Top

ロベール デシャルヌ, ジル ネレ, Gilles N´eret
ダリ全画集

英語版ハードカバーはこちら↓
Robert Descharnes, Gilles Neret
Salvador Dali: 1904-1989: The Paintings, 1904-1646 (Midi)

英語版ペーパーバックはこちら↓安い。
Robert Descharnes, Gilles Neret
Dali the Paintings: Volume I, 1904-1946; Volume II, 1946-1989

有名どころだけをもっともっと手軽に!
という方には、このシリーズがお奨め↓
このシリーズは安くて、120頁と手頃なボリュームで代表作を網羅、画質が綺麗、解説豊富!
クリストファー マスターズ, Christopher Masters, 速水 豊
ダリ
サルバドール・ダリ
Salvador Dali
Taschen
タッシェン社
Phaidon
the Paintings: Volume I, 1904-1946; Volume II, 1946-1989
Robert Descharnes

Gilles Neret


[RSS]


2007/01/25 Thu

運命の女"ファム・ファタル"を美しく描く、ラファエル前派の画家の中でも、
とりわけ美しい女性達を描いて人気のジョン・ウィリアム・ウォーターハウス。

初の日本語画集が出ました!!!!

ウォーターハウスの絵で、私が最も好きな絵といえば、
「嫉妬に燃えるキルケ」 ⇒絵のリンク

でしょうか。ほかに、
「ヒュラスと水の精」 ⇒絵のリンク
「マリアムネ」 ⇒絵のリンク
「ペネロペと求婚者たち」 ⇒絵のリンク
⇒その他 ウォーターハウスの絵のリンク


なども良いです。
ウォータハウスの絵はどれも女性の表情に強い感情があり、
ご覧になればみなさんその美しさに惹き込まれると思います。

これまでの数多くのラファエル前派展の中でも、高い人気を得るにも関わらず、
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティやエドワード・バーン=ジョーンズに比べ、
時期がやや遅いせいか、ラファエル前派をまとめた画集などに、
漏れていることが多いウォーターハウスです。


そのウォーターハウスの初期から代表作までほぼ網羅されており、
解説も詳細です。
この機会に是非お奨めです!!

⇒ノルン3姉妹のお気に入りブログ Neo 目次Topへ戻る





ピーター・トリッピ, 曽根原 美保
J.W.ウォーターハウス

和書は高いので、洋書で買いたい、という方はこちら。
ほぼ半額で買えます。


Peter Trippi
J. W. Waterhouse

さらに、Phaidon社の別シリーズによる、ウォーターハウスです。
上のものは250ページほど、こちらは、120ページ程と約半分の薄さになります。

定価はさらに安くなり、手軽でお奨めですよ。

Anthony Hobson
J W Waterhouse

John William Waterhouse
Peter Trippi
Hylas and the Nymphs
Mariamne
Circe Invidiosa
Penelope and her Suitors
ラファエロ前派
the Pre-Raphaelites

⇒ノルン3姉妹のお気に入りブログ Neo 目次Topへ戻る






[RSS]

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。