「企業大改造への決断」 倉重英樹

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2007/02/03 Sat
残業代を廃止したら、社員の就労時間が延びた。


残業させるような経営者がそもそも無能というような意見も、下で引用のアメーバニュースなどに見られて、ふと昔読んだ本を思い出しました。

この本は、倉重英樹さんが、某有名コンサルティングファームの社長になった際に、そのコンサル会社の中身のあまりの腐り振りに、大改革を実施した内容を、本人が語っているものです。

この倉重英樹氏はIBMで社長レースに敗れて、93年に某コンサルティングファームの社長に就任し、この会社の経営を立て直して、当時のIT革命の波にも乗り、IT系大手コンサル会社へと会社の規模を大幅に拡大させました。その後、このコンサル会社が某大手IT企業に買収された際に、日本テレコムの社長に就任。ここでもソフトバンクに買収されたために、現在ソフトバンクテレコムの取締役をされています。

倉重英樹氏がそのコンサル会社で行った改革は、当時とても画期的なものだったのですが、その改革の一つはもちろん人事改革で、給与体系を大きく変更しています。
その変更の一つが、残業代廃止



結果として何が起きたか。



なんと、社員が自主的にそれまでより遅くまで働くようになった、というのです。

その理由は、より社員の仕事の結果が反映される給与体系になったこと、特に社員が属するチームの成績が社員の給料にダイレクトに反映されるようになったことで、社員同士が自分達のチームの成績を向上させるために、ミーティングなど協力して行う仕事に費やす時間が自然と延びていったため、だそうです。

コンサルティングファームという、ホワイトカラーの中でも専門性の高い職能集団の事例のため、そのままどの会社にも適用できるものではありませんが、「残業」というものの意味と「対価」として支払われる残業代との意味・関係を考える上で、多くの示唆を含んでいる本だと思います。


倉重英樹氏が行った改革は、組織改革、オフィス改革など他にも多数の改革が語られています。
特に、ノートPCやモバイルグッズを駆使した「どこでもオフィス」の思想や、「ペーパーレス・オフィス」の徹底などは、未だに興味深いです。
これ、もう10年以上も前の改革の話なのですが・・・
なかなかこれらを断行できる企業は無いようです。
実は、この会社自身、某大手IT企業に買収され、会社自体は規模・知名度共にNo.1になりましたが、倉重英樹氏が去った後は、徐々にこの改革から退行を見せている部分もあるように思います・・・。


ホワイトカラーエグゼンプション、IT化時代のホワイトカラー層の働き方を考える上で、是非必読の一冊です。
(ところで、経営コンサルティング会社が自社に振るった大ナタ!というサブタイトルがありますが、大手の経営コンサルティング会社って世界全体"グローバル"っていうのを宣伝文句にする割りに、結構、各国ごとにバラバラの経営をしているんですね。。禁句?)

ブログで波紋 「残業代を払えない経営者は無能である」 「残業代を払わない」制度と言われる「ホワイトカラー・エグゼンプション」が話題になっている昨今だが、現在ネット上で、経営者の無能を突くブログ「アンカテ」の記事が話題となっている..........≪続きを読む≫ [アメーバニュース]


倉重 英樹

企業大改造への決断―経営コンサルティング会社が自社に振るった大ナタ!



↓同じ著者が、上記の改革とリーダーシップ論を語っています。
こちらは2003年の著作。
倉重 英樹

プロフェッショナリズムの覚醒―トランスフォーメーション・リーダーシップ


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