「トゥランガリーラ交響曲」 オリヴィエ・メシアン

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HOME音楽_クラシック「トゥランガリーラ交響曲」 オリヴィエ・メシアン

2007/02/21 Wed
不思議な楽器、オンド・マルトノを使用した、現代クラシックを代表する交響曲。

不思議な楽器オンド・マルトノについての紹介と、
世界的な日本人オンディスト原田節さんについては、
前回の記事で紹介しているので、そちらもご覧になってください。

⇒「湖を渡る風 オンド・マルトノの幻想的世界」 原田節


なんとも不思議、かつ壮大な曲です。

未開の音楽と、未来の音楽の融合。

古の神々に捧げるシャーマニズム的なパーカッションの音と、
宇宙人が奏でるような異次元のオンド・マルトノの音。

表現しようとすると、やたらと大袈裟な表現になってしまいます。
とにかく一度聴いてみてください。下で試聴可能なCDへのリンクも貼っておきます。


作曲者は、20世紀を代表する作曲家にして、音を色彩で感じる共感覚者
オリヴィエ=ウジェーヌ=プロスペール=シャルル・メシアンOlivier-Eugene-Prosper-Charles Messiaen )。

彼自身の言葉「神学的な虹」というものがあります。
オリヴィエ・メシアンにとって音楽は色彩でした。



この興味深い、「共感覚」については、こちらの書籍に詳しいです。
⇒「共感覚者の驚くべき日常―形を味わう人、色を聴く人」 リチャード・E. シトーウィック



オリヴィエ・メシアンは、11歳でパリ国立音楽院に入学、
その後、インドやギリシアのリズムを探求し、自身「リズムの創作家」とも名乗っています。

このトゥランガリーラ交響曲においても、インド音楽のようなリズムを感じます。
それが、この交響曲の未開っぽい感じ、シャーマニズム的な雰囲気になっています。



トゥランガリーラ」とは、サンスクリットのトゥランガリーラという言葉の合成語です。
それぞれ、二つの意味があり、
トゥランガとは、「早駆けする馬のように走り流れる時」、「砂時計の砂のように流れる時」の意味。
リーラとは、「(生と死の聖なる)ゲーム」、「」の意味。
全体としては、愛の歌、というような意図のようです。

(※このCDの解説によると、リーラ=lilaには長母音を表す山型符号(アクサン・シルコン・フレークス)が付くので、日本語表記も"リーラ"と伸ばさないといけない、と説明されています。この符号のせいで、Amazonなどではよく文字化けして表記が→になっています。)

愛の歌、という意味とのことですが、オリヴィエ・メシアンは、
トリスタンとイゾルデの伝説の超越ということをイメージしているようで、
自身による各楽章の説明に、トリスタンとイゾルデの言葉が出てきます。

(トリスタンとイゾルデは、アーサー王物語に出てくる有名な伝説で、
リヒャルト・ワーグナーがオペラにしています。このブログでも紹介しています。)

⇒「アーサー王物語」 トマス・マロリー

⇒リヒャルト・ワーグナー作品集


例えば、第8楽章"愛の展開"はこのように説明されています。
"トリスタン=イゾルデ伝説を超絶したトリスタンとイゾルデを象徴するものであり、全交響曲のクライマックスである"

愛の歌、といっても、ロマンティックというより、とにかく壮大大迫力で、
そして不思議な曲です。
愛、というより、好奇心と同時に不安や未知への恐怖を煽られているようです。
それも含めて、愛、なのでしょうか

ここでは、日本人オンディスト原田節さんがオンド・マルトノを演奏し、
オンド・マルトノの不思議な音がビンビンに伝わるCDをお奨めしておきます。

でも、オンド・マルトノはCDで聴くのと生で聴くのとでは全然違うのだろうなぁ。
機会あれば、なんとしても生で聴いてみたい一曲。

⇒ノルン3姉妹のお気に入りブログ.Neo 目次Topへ戻る


ティボーデ(ジャン=イヴ), ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団, 原田節, メシアン, シャイー(リッカルド)
メシアン : トゥーランガリーラ交響曲



試聴はこちらの輸入盤で出来ます!
Olivier Messiaen, Myung-Whun Chung, Bastille Opera Orchestra, Yvonne Loriod
Olivier Messiaen: Turangalila Symphony


1. Turangalila-Symphonie: I. Introduction - Modere, un peu vif
2. Turangalila-Symphonie: II: Chant d'amour 1 - Modere, lourd
3. Turangalila-Symphonie: III. Turangalila 1 - Presque lent, reveur
4. Turangalila-Symphonie: IV. Chant d'amour 2 - Bien modere
5. Turangalila-Symphonie: V. Joie du sang des etoiles - Vif, passionne, avec joie
6. Turangalila-Symphonie: VI. Jardin du sommeil d'amour - Tres modere, tres tendre
7. Turangalila-Symphonie: VII. Turangalila 2 - Un peu vif - Bien modere
8. Turangalila-Symphonie: VIII. Diveloppement de l'amour - Bien modere
9. Turangalila-Symphonie: IX. Turangalila 3 - Bien modere?
10. Turangalila-Symphonie: X. Final - Modere, presque vif, avec une grande joie


ヴィジュアルに分かる本棚を作りました!
⇒ノルン3姉妹のお気に入りを陳列する棚


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