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2007/03/15 Thu

今回はベートーヴェンの3大ソナタ×3の最終回です。

今日の3大ソナタのラインナップは、もちろん、後期3大ソナタです。

ピアノソナタ30番
ピアノソナタ31番
ピアノソナタ32番


3大ソナタの組み合わせとしてはえも言われぬ荘厳な組み合わせで、
私としてはもっと聴かれて欲しいなと思う3曲です。

一応前回までの3大ソナタも復習しましょうね。
第1回の3大ソナタ
14番「月光」
23番「熱情」
8番「悲愴」
第1回の記事「ピアノソナタ14番23番8番」ベートーヴェンの記事を見る。

第2回の3大ソナタ
21番「ワルトシュタイン」
17番「テンペスト」
26番「告別」
⇒第2回の記事「ピアノソナタ21番17番26番」ベートーヴェンの記事を見る。

第1回、第2回のラインナップと今回のラインナップを見比べてみてください。

今回の、後期3大ソナタには曲のタイトルが付いていないですね。


そもそも、ベートーヴェンの3大ソナタとは、レコード会社が勝手に選んだもので、
売れるためにはやっぱり、タイトル付きのものの方が、
お客さんが曲の雰囲気を味わい易いのか、売りやすかったようですね。


でも、今回の3大ソナタは、タイトル無しでも3大ソナタと纏められる、
それだけ素晴らしい3曲です。
もちろん、ピアノソナタのラスト3曲!
という売り方もできるからでもありますが、
伊達に最後の3曲ではありません。

ベートーヴェンの美しいメロディーはより美しくなり、
それでいて荘厳さを帯びています。

ベートーヴェンは不思議な作曲家です。
バッハは神の音楽を作曲しました。バッハ自身が神の側に立って。
ベートーヴェンは神の領域に踏み込んだ音楽を作曲しました。人間のままで。

そんな風に思います。
(何言っているのか分かりませんね。。)
豊かな感情を、荘厳なメロディへと昇華させ、さらに神業の構成力で纏めている、という感じでしょうか。
(こう言葉にしてしまうと陳腐な表現になっちゃう・・・)

30番
第1楽章は静かに美しいメロディが繰り返されます。
しかし、第2楽章では、出だしから激しいテンポで打ち消されます。
この第2楽章のメロディが比較的有名かもしれません。
(ターンタターンタ、ターラタラタッタッ、って感じ)
で、第3楽章の出だしで再び静かなメロディになり、
それが次第に激しさを増して行って荘厳なクライマックス迎え、
そして静かに終わります。

31番
第1楽章、第2楽章とも美しいのですけど、なんといっても第3楽章でしょうね。
前半は「アリオーソ・ドレンテ(悲嘆の歌)」と呼ばれる美しくも暗いメロディ。
後半は、段々と段々と盛り上がっていき、絶頂の後、
教会の鐘の音のような音が響き、神の世界に登ったような感じがします。
そして荘厳なラスト。

32番
第1楽章は、タッタッターン、タ、タタタタターンというメロディが何度も何度も繰り返されます。
とてもバロック的で、それで荘厳な感じがするのは分かるのですが、
ベートーヴェンだと同時に豊かな感情表現も感じるところが不思議なのですよね。
そしてこの32番は第2楽章で完結します。
その第2楽章は、なんというか、いろいろなものが詰まったような曲です。
静けさ激しさ明るさ暗さ・・・全てを纏め、美しく浄化されていくような・・・

凄く良い曲だ・・・
まさにラストソナタ。


さて、最後にベートーヴェンの名前ですが、
普通、日本では人名を現地の発音で発音しますね。
(英語読みしない、ってことです。)

しかし、’ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン’は英語読みだそうです。
ベートーヴェンはドイツのボン生まれ、活動もボンやウィーンのドイツ語圏です。
vanが付いているのはネーデルラント系出身であることを示すそうですが、
オランダ語の発音とも違っているそうです。
本来なら、
’ファン・ベートホーフェン’と発音すべきだそうですが、
なぜベートーヴェンだけ英語読みで定着しているのでしょうね。
一つには、現地の発音も実は様々で唯一の呼び名を決められない、
ということがあるようです。


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↓アシュケナージのピアノによる30番、31番、32番です。



アシュケナージ(ウラジミール), ベートーヴェン

"ベートーベン / ピアノ・ソナタ第30番,第31番,第32番"



ベートーヴェンのピアノソナタ全曲録音のCDで、
全曲試聴可能です。
ユーズドで6000円台で出ています。日本では2万円ですから超リーズナブルです。


Ludwig van Beethoven, Vladimir Ashkenazy

Beethoven: The Piano Sonatas



ベートーヴェンのピアノソナタの楽譜です。
↓1番~15番はこちら。


全音楽譜出版社編集部

ベートーベンソナタアルバム (1) 全音ピアノライブラリー


↓16番~32番はこちら。


全音楽譜出版社出版部

ベートーベンソナタアルバム (2) 全音ピアノライブラリー




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[「ピアノソナタ 30番 31番 32番」 ベートーヴェン]の 【続きを読む】

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2007/03/13 Tue

今回はベートーヴェンの3大ソナタ×3の2回目です。

今日の3大ソナタのラインナップは下記の通りです。

ピアノソナタ21番「ワルトシュタイン」

ピアノソナタ17番「テンペスト」

ピアノソナタ26番「告別」


概ね、ベートーヴェン中期のラインナップになりますね。

これも、全てタイトルが付いているため、レコード会社が売りやすい3曲として組み合わされた、という理由が大きいのでしょう。


ちなみに、前回の3大ピアノソナタのラインナップを復習しておきましょう。

14番「月光」
23番「熱情」
8番「悲愴」

⇒前回の記事「ピアノソナタ14番23番8番」ベートーヴェンの記事を見る。


それでは今回の内容を紹介致しましょう。

21番「ワルトシュタイン」この曲名は、ベートーヴェンの後援者だった、
フェルディナンド・フォン・ワルトシュタイン伯爵に献呈されたことに由来します。

このワルトシュタイン伯に献呈された曲は他にもあるのですが、
なぜかこの曲に「ワルトシュタイン」の名前が付きました。

第1楽章の明るく激しいメロディの繰り返しが印象的です。

17番「テンペスト」

この曲名、「テンペスト」とはシェークスピアの「テンペスト」のことです。
日本語では「あらし」ですね。

ベートーヴェンの弟子であり、ベートーヴェンの伝記作家でもあるシントラーが、ベートーヴェンにこの曲の解釈を尋ねたときに、ベートーヴェンが「シェークスピアのテンペストを読め」といったことに由来するそうですが、
どうもこのシントラーは胡散臭い人で、今では彼の話のほとんどが嘘、ということになっています。

ベートーヴェンの真意は藪の中です。

でも、作品の名前としてはこのテンペストはじめ多くが定着しちゃっています。

26番「告別」

この曲名は、ベートーヴェン自身が付けています
ベートーヴェン自身が付けたピアノ・ソナタのタイトルは、
この曲と8番の悲愴のみです。


「告別」というタイトルから悲しい別れを想像してしまいますが、
実はベートーヴェンは、この曲の第1楽章に「告別」と付けただけです。

第2楽章は「不在」、第3楽章は「再会」、
つまり最後は再会のハッピーエンドで終わる曲なんですね。


曲もまさにそのような流れになっています。

ベートーヴェン自筆で残された「告別」「不在」「再会」。

さーて、ベートーヴェンは誰となぜ別れ、そして再会したのか?

答えは、オーストリア皇帝の弟、ルドルフ大公です。

別れの理由は、ナポレオンのウィーン侵攻により、
ルドルフ大公がウィーンから逃れたから。
そして戦争が終わり、ルドルフ大公がウィーンに戻って、
ベートーヴェンと再会を果たします。
ベートーヴェンとルドルフ大公の親交が伺えるエピソードです。

そんな気分で聴いてみましょう。


演奏は、前回の予告の通り、
今回もウラディミール・アシュケナージVladimir Ashkenazy )です。


ベートーヴェンの音楽は非常に感情的なわけですが、
一方で非常に型にはまった形式的な音楽でもあります。


多くの演奏者は、感情を表現しようとするあまり、
どこかバランスを崩したようなアクセントを付けたがるような気がします。
アシュケナージは、寧ろ無私の演奏を行っているようにすら思え、
それが彼の素晴らしい個性になっています。
結果的に、より純粋にベートーヴェンの形式的な素晴らしさが、
聴きやすく伝わってくるように思います。


それがアシュケナージが、
どんなタイプの作曲家のピアノ曲を演奏しても成功する
稀有なピアニストである理由なのだと思います。

既に70になる彼ですが、いまだ健在、最近はN響(NHK交響楽団)でも指揮を振るっています。

2005年にはNHKの大河ドラマ「義経」の音楽責任者でもありました。


さて、ベートーヴェンの3大ソナタ、次回で3回シリーズの最終回です。

内容はもちろん、後期3大ソナタ、30番、31番、32番です。



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アシュケナージ(ウラディーミル), ベートーヴェン

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番&第21番&第26番

↓試聴可能CDです。こちらもかなりお奨めです。

前回紹介の14番、23番、8番の3大ソナタと、
17番、21番、26番の3大ソナタ、
さらに15番「田園」まで加わった7つのソナタ集です。

これだけ入ってお値段もお手頃。これからCDを購入方にもお奨めですね。
演奏はもちろんアシュケナージ。
Ludwig van Beethoven, Vladimir Ashkenazy
Beethoven: Favourite Piano Sonatas / Vladimir Ashkenazy


ベートーヴェンのピアノソナタの楽譜です。
↓1番~15番はこちら。
全音楽譜出版社編集部
ベートーベンソナタアルバム (1) 全音ピアノライブラリー


↓16番~32番はこちら。
全音楽譜出版社出版部
ベートーベンソナタアルバム (2) 全音ピアノライブラリー


ヴィジュアルに分かる本棚を作りました!

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2007/02/27 Tue

最近、TVでピアソラのメロディーがよく使われています。

哀愁を帯びた情熱的なメロディーであったり、
或いは、どこかミステリアスな雰囲気を醸し出したり、
あのピアソラのバンドネオンの音色による、
アルゼンチン・タンゴのメロディーは、
なかなか他のもので代替できないのでしょう。

このCDは、アストル・ピアソラAstor Piazzolla自身が,
バンドネオンを演奏し、オーケストラと競演しているとても珍しいCDです。

バンドネオンは、日本では、小松亮太などが演奏していますが、
やはりアストル・ピアソラの演奏とはかなり違っている気がします。
バンドネオンの音の響きが違うのです。

アストル・ピアソラ自身は、主に自身で結成した五重奏団などで、
活動しており、代表的な録音は全て自身のバンドによるものです。
このブログでも過去に3つのCDを紹介していますが、
全て自身のバンドによるものです。(メンバーは変わっていますが。)
⇒ピアソラ最高のCD 「タンゴ・ゼロアワー」

⇒タンゴ・ゼロアワーと並び称される 「ラ・カモーラ:情熱的挑発の孤独」

⇒ブエノスアイレスの四季全曲 「レジーナ劇場のアストル・ピアソラ 1970」



オーケストラの豊かな音色と共に、ピアソラが演奏する、
艶やかなバンドネオンの音が響き渡る、とても素晴らしいCDです。


個人的には、バンドネオンのためのコンチェルトの第2楽章が、
一番哀愁のあるメロディーで好きですが、
他にも、3つのタンゴの、バンドネオンとハープの音が重なり合う部分など、
美しい部分がたくさんあります。

アストル・ピアソラが好きな方、
リベルタンゴやタンゴ・ゼロアワーだけでなく、
このオーケストラとの競演も是非聴いてみてください。


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アストル・ピアソラ, セント・ルークス・オーケストラ, ラロ・シフリン
バンドネオン・コンチェルト~オーケストラの競演


Concierto para bandoneon
1 Allegro marcato
2 Moderato
3 Presto
Tres Tangos for bandoneon and orchestra
4 Allegro tranquillo
5 Moderato mistico
6 Allegro molto marcato


↓同じCDではないですが、同じ曲の試聴はこちらで出来ます。
こちらも、ピアソラ自身の演奏によるオーケストラとの競演です。
(多分在庫は無いです。)
Astor Piazzolla, SWF Sinfonieorchester Baden-Baden, SWR Baden-Baden and Freiburg Symphony Orchestra
Piazzolla: Three Tangos / Aconcagua



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2007/02/22 Thu

天才少女村治佳織がパリに留学してからリリースした4thアルバム。

ちょっと大人になった村治佳織は自ら望んで、
「アランフェス協奏曲」などで有名な、ホアキン・ロドリーゴの小品集を
このアルバム「パストラル」に纏めます。

村治佳織のこのCDを聴いたホアキン・ロドリーゴは村治佳織に手紙を送り
村治佳織とホアキン・ロドリーゴはマドリッドで対面を果たすことになります
当時ホアキン・ロドリーゴ98歳、死の半年前の奇跡の対面でした

ホアキン・ロドリーゴと対面した村治佳織は、それが転機となったと、
自身で語っています。
そしてその後、ホアキン・ロドリーゴの代表作アランフェス協奏曲などに
取り組み、を録音を残していきます。

この「パストラル」は、ホアキン・ロドリーゴとの対面を、
村治佳織にもたらした運命の一枚です



村治佳織のギターは、一貫して、素直というか清々しいものを感じます。

例えば悲しくロマンティックなメロディーの「アランフェス協奏曲」第2番や、
タルレガの「アルハンブラの思い出」なども、
村治佳織が演奏すると、悲しみ以上に澄みきった美しさを感じてしまいます。
技術的にはクセの無い演奏、ということになるのでしょうが、
たんに技術的なことでない、村治佳織自身の凛とした雰囲気が伝わる音色です。

この点は、ギターの巨匠ナルシソ・イエペスのたっぷりとクセを出した演奏と比較されると良いと思います。
⇒ナルシソ・イエペス 「決定盤!アランフェス協奏曲」
⇒ナルシソ・イエペス 「ギター名曲集」 アルハンブラの思い出、禁じられた遊びなど



このパストラルは、選曲的にも比較的明るい朗らかで清々しい曲が多く、
まさに村治佳織にぴったり。
とっても心地良いそよ風のようなCDです。

ホアキン・ロドリーゴのあまり知られていない小曲集としても素晴らしいです。

まだ若い村治佳織、これから変化していくのかもしれませんが、
まずはこの原点に近い清々しい1枚を聴いて、これからの変化を見守りましょう。


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村治佳織, ロドリーゴ
パストラル


1. ヘネラリーフェのほとり
2. 古風なティエント
3. 第1楽章:アレグロ・モデラート
4. 第2楽章:アンダンテ・モデラート
5. 第3楽章:アレグロ
6. 小麦畑で
7. ファンダンゴ
8. パッサカリア
9. サパテアード
10. 春の小鳥
11. はるかなるサラバンド
12. 祈りと踊り
13. パストラル


↓村治佳織による、ホアキン・ロドリーゴの「アランフェス協奏曲」です。
山下一史, 村治佳織, 新日本フィルハーモニー交響楽団, ロドリーゴ, アーノルド, カステルヌオーヴォ=テデスコ
アランフェス協奏曲



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2007/02/21 Wed
不思議な楽器、オンド・マルトノを使用した、現代クラシックを代表する交響曲。

不思議な楽器オンド・マルトノについての紹介と、
世界的な日本人オンディスト原田節さんについては、
前回の記事で紹介しているので、そちらもご覧になってください。

⇒「湖を渡る風 オンド・マルトノの幻想的世界」 原田節


なんとも不思議、かつ壮大な曲です。

未開の音楽と、未来の音楽の融合。

古の神々に捧げるシャーマニズム的なパーカッションの音と、
宇宙人が奏でるような異次元のオンド・マルトノの音。

表現しようとすると、やたらと大袈裟な表現になってしまいます。
とにかく一度聴いてみてください。下で試聴可能なCDへのリンクも貼っておきます。


作曲者は、20世紀を代表する作曲家にして、音を色彩で感じる共感覚者
オリヴィエ=ウジェーヌ=プロスペール=シャルル・メシアンOlivier-Eugene-Prosper-Charles Messiaen )。

彼自身の言葉「神学的な虹」というものがあります。
オリヴィエ・メシアンにとって音楽は色彩でした。



この興味深い、「共感覚」については、こちらの書籍に詳しいです。
⇒「共感覚者の驚くべき日常―形を味わう人、色を聴く人」 リチャード・E. シトーウィック



オリヴィエ・メシアンは、11歳でパリ国立音楽院に入学、
その後、インドやギリシアのリズムを探求し、自身「リズムの創作家」とも名乗っています。

このトゥランガリーラ交響曲においても、インド音楽のようなリズムを感じます。
それが、この交響曲の未開っぽい感じ、シャーマニズム的な雰囲気になっています。



トゥランガリーラ」とは、サンスクリットのトゥランガリーラという言葉の合成語です。
それぞれ、二つの意味があり、
トゥランガとは、「早駆けする馬のように走り流れる時」、「砂時計の砂のように流れる時」の意味。
リーラとは、「(生と死の聖なる)ゲーム」、「」の意味。
全体としては、愛の歌、というような意図のようです。

(※このCDの解説によると、リーラ=lilaには長母音を表す山型符号(アクサン・シルコン・フレークス)が付くので、日本語表記も"リーラ"と伸ばさないといけない、と説明されています。この符号のせいで、Amazonなどではよく文字化けして表記が→になっています。)

愛の歌、という意味とのことですが、オリヴィエ・メシアンは、
トリスタンとイゾルデの伝説の超越ということをイメージしているようで、
自身による各楽章の説明に、トリスタンとイゾルデの言葉が出てきます。

(トリスタンとイゾルデは、アーサー王物語に出てくる有名な伝説で、
リヒャルト・ワーグナーがオペラにしています。このブログでも紹介しています。)

⇒「アーサー王物語」 トマス・マロリー

⇒リヒャルト・ワーグナー作品集


例えば、第8楽章"愛の展開"はこのように説明されています。
"トリスタン=イゾルデ伝説を超絶したトリスタンとイゾルデを象徴するものであり、全交響曲のクライマックスである"

愛の歌、といっても、ロマンティックというより、とにかく壮大大迫力で、
そして不思議な曲です。
愛、というより、好奇心と同時に不安や未知への恐怖を煽られているようです。
それも含めて、愛、なのでしょうか

ここでは、日本人オンディスト原田節さんがオンド・マルトノを演奏し、
オンド・マルトノの不思議な音がビンビンに伝わるCDをお奨めしておきます。

でも、オンド・マルトノはCDで聴くのと生で聴くのとでは全然違うのだろうなぁ。
機会あれば、なんとしても生で聴いてみたい一曲。

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ティボーデ(ジャン=イヴ), ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団, 原田節, メシアン, シャイー(リッカルド)
メシアン : トゥーランガリーラ交響曲



試聴はこちらの輸入盤で出来ます!
Olivier Messiaen, Myung-Whun Chung, Bastille Opera Orchestra, Yvonne Loriod
Olivier Messiaen: Turangalila Symphony


1. Turangalila-Symphonie: I. Introduction - Modere, un peu vif
2. Turangalila-Symphonie: II: Chant d'amour 1 - Modere, lourd
3. Turangalila-Symphonie: III. Turangalila 1 - Presque lent, reveur
4. Turangalila-Symphonie: IV. Chant d'amour 2 - Bien modere
5. Turangalila-Symphonie: V. Joie du sang des etoiles - Vif, passionne, avec joie
6. Turangalila-Symphonie: VI. Jardin du sommeil d'amour - Tres modere, tres tendre
7. Turangalila-Symphonie: VII. Turangalila 2 - Un peu vif - Bien modere
8. Turangalila-Symphonie: VIII. Diveloppement de l'amour - Bien modere
9. Turangalila-Symphonie: IX. Turangalila 3 - Bien modere?
10. Turangalila-Symphonie: X. Final - Modere, presque vif, avec une grande joie


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[「トゥランガリーラ交響曲」 オリヴィエ・メシアン]の 【続きを読む】

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